「彩られた紙―料紙装飾の世界―」展のご案内とギャラリートークご報告
2021/04/20
イベント
4月20日(火)に第1回目の「彩られた紙―料紙装飾の世界―」展ギャラリートークを行いました。
コロナ禍の折、お客様には密にならないようにお願いし、換気を徹底しながら開催いたしました。
本展は、10の章に分けて、
絵画やお経、古文書、そして扇子などの「紙」に焦点をあてた展覧会です。
1.奈良時代 写経の荘厳
2.平安時代 王朝の栄華
3.平家納経 善美を極めるⅠ
4.料紙にもとめるもの
5.さまざまな時代の料紙
6.平家納経 善美を極めるⅡ
7.田中親美の世界
8.江戸時代 美の継承
9.大津絵をたのしむ
10. フランス人間国宝の技
美しい装飾の技法や紙の組織の秘密など、
普通では知ることの出来ない様々な紙の話をご紹介しています。
お経や古文書など、一般の方にはとっつきにくい作品も、
使われた紙を通してみることで、なぜその紙を使ったのか、
なぜその技法を使ったかを知ることができ、
そこには必ず「思い」があることが分かります。
デジタル化社会の現在、改めて「紙」というものについて学んでみませんか?
本展では、当館で人気No.1の「普賢菩薩騎像像」も出陳しております。
「平家納経」に描かれた普賢菩薩ととともに、お客様のご来場をお待ちしております。
(SM)
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